最近街を歩いていると「インターナショナルスクール」をよく見かけます。
日本に住む外国人が増えたことや、将来英語を話せる人になってほしいという思いから子どもを預ける日本人家庭からの需要が高まってきていることが分かりますね。
そんなインターナショナルスクールで国際的に働きたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
今日は、インターナショナルスクールで働くためにはどうしたらいいの?英語が話せないけど働けるの?という疑問に答えていきたいと思います。
インターナショナルスクールとは?
インターナショナルスクールとは、日本に住む外国人の子どもや帰国子女など海外で育ってきた子どもたちに向けた保育施設のことです。
英語を話す先生やスタッフが英語を使い外国の文化を取り入れた保育を行う施設が多いことから、英語の話せない日本人の両親であっても子どもに将来的に英語を話せる大人に育って欲しい、国際的な大人になって欲しいという思いからインターナショナルスクールに通わせるケースも多いです。
また、英語だけでなくスペイン語や中国語など特定の言語しか話せないという外国の子どもが通うことも珍しくありません。
日本人でもインターナショナルスクールで働けるの?
「英語には興味あるけど喋れない」「英語勉強中です」
興味はあるけど英語の話せない人がインターナショナルスクールで働けるのか心配ですよね。
インターナショナルスクールで働く職員は、英語を母国語とする外国人の先生しかいないという施設もあれば外国人の補助として日本人のバイリンガル保育士が働いている施設、英語の話せない日本人保育士が多く働く施設など様々です。
実際に求人情報サイトでインターナショナルスクールに応募する方に求められている語学力を比較してみました。
A園 | 保育士英検2級。TOEIC600点以上。 |
B園 | 日常英会話ができる方。 |
C園 | 英語を学びたいと思っている方。 |
D園 | 英語力不問。英語に抵抗がない方。 |
見てわかるように、求められる英語力は様々ですがネイティブレベルの英語力を求めている施設は少なく英語に関心がある方を募集している施設が多かったです。
語学力が心配でも、働くうちに英語を学んでいってくれれば良いという施設が多いことは英語力に自信がない方でも応募がしやすいですね。
施設によっては日本人スタッフに向けた無料英会話レッスンが福利厚生として行われているところもありますので、上手く利用すると語学力を働きながらアップしていくことも出来ます。
ちなみに、保育士資格が必須な募集がほとんどです。保育補助としての資格が必要ない募集もありますが募集は少なく、見つけることはなく簡単ではありません。
インターナショナルスクールの仕事内容
インターナショナルスクールでの仕事内容は基本的には日本の保育園とあまり変わりません。
外国人の先生とペアを組んでクラス担任を受け持ったり、外国人スタッフのサポートとして子どもの世話をしたりと施設によって様々です。
ここでは朝から夕方まで保育を行うインターナショナルスクールで働く日本人保育士の一日の流れを紹介します。
時間 | 仕事内容 |
---|---|
8:00 | 登園の受け入れ |
9:00 | 朝の会(歌やダンス |
9:30 | 外国人講師による英語活動のサポート |
10:30 | 主活動(制作やお散歩など) |
11:30 | 給食準備・片付け |
12:30 | お昼寝(書類作成) |
14:00 | 休憩 |
15:00 | おやつ準備・片付け |
15:30 | 外国人講師による英語活動のサポート |
16:30 | 自由遊びの見守り・順次降園の対応 |
毎日の遊びや生活面のサポートや月案などの書類作成、毎月の制作物の作成や行事の企画など日本の保育園と大きな差はありませんが、日本にはない外国の行事をお祝いしたり、外国人の保護者の多い施設では英語での保護者対応が求められることが特徴です。
ご紹介したのは一例です。施設によって違いがあるので求人情報をしっかり確認してから応募しましょうね!
インターナショナルスクールで働くために必要な資格・有利な資格
保育士資格
先ほどチラッとお話しましたが、インターナショナルスクールで働くにためには保育士資格が必要な場合がほどんどです。
子どもを安全に預かる施設であるため、保育士資格や幼稚園教諭の資格が求められるのは当然のことですね。
まれに保育補助の募集があります。こちらは保育士資格が必要ありませんが募集の数は保育士に比べるとかなり少ない求人なので保育補助としてインターナショナルスクールでの働き先を見つけることは難しいです。
英語関連の資格(英検・TOEIC・幼保英検など)
インターナショナルスクールで働くために英語関連の資格は必要のない場合が多いですが、英語が話せることは大きなアピールポイントの一つです。
- 英検2級以上
- TOEIC600点以上
- 幼保英語検定2級以上
などの資格があることで就職活動で有利になるだけでなく施設によってはこれらの資格があることで資格手当がもらえることもありますので、取得しておいて損はないでしょう。
幼保英語検定はまだあまり知られていませんが、日本で英語を使った保育をしたいと考えている人にはオスススメの資格です。
留学経験
留学経験があることもインターナショナルスクールで働くためには有利です。
英語ができなくても大丈夫です!という求人が多いですがそれでも英語が堪能な人は率先力となりますのでこちらもアピールポイントの一つです。
インターナショナルスクールで働くやりがい
インターナショナルスクールで働くことは英語が好きな保育士さんにとって楽しい職場となるでしょう。
英語で挨拶をして、英語で子ども達と関わって、英語で歌を歌って過ごす毎日は刺激的!
外国の文化を取り入れた行事を経験したり、異文化を学ぶことのできる環境での日々を通して自分自身の視野も広がり、成長していける職場です。
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