インターナショナルスクール保育士が考える【子どもをインターナショナルスクールに通わせて後悔する?!メリット・デメリット】

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パパ
パパ

英語を話せる国際的な子になって欲しいから、インターナショナルスクールに通わせようと思ってるよ。

ママ
ママ

日本に居ながら、小さな頃から英語の環境で過ごせるなんてメリットしかないよね!

今日はこのようにお子さんをインターナショナルスクールに通わせようかと検討中の方に向けて、インターナショナルスクールで6年保育士として勤務をしてきた私がメリットとデメリットをご紹介します。

後悔がないように、メリットだけでなくデメリットも知ることが大事ですよ。

まずはじめにデメリットからお話していきましょう。

インターナショナルスクールのメリット

  1. 高い英語力を身に付けられる
  2. 国際的な感覚が身に付けられる
  3. 少人数制で生徒一人一人に目が行き届く
  4. 海外進学の道が開ける

1.高い英語力を身に付けられる

インターナショナルスクールに通えば、日本に住んでいながら英語が堪能になることが出来ます。

スクール内の公用語は英語ですので、一日中英語のシャワーを浴びて過ごす子ども達が英語をペラペラと話すようになる姿に驚くことでしょう。

また、子どもの頃からネイティブの講師と生活をすることでリスニング力もグンとUPします。

2.国際的な感覚が身に付けられる

インターナショナルスクールに通う生徒は日本人だけではありません。先生方の出身地もさまざまです。

様々な国の子どもたちが集まっているため、見た目や育ってきたバックグラウンドの違う彼らと子どもの頃から共に過ごすことで偏見や差別にとらわれることのない国際的な感覚が身に付けられます

お弁当の違い、週末の家族との過ごし方の違いなど世界中の異文化を自然と学んでいくことができるでしょう。

3.少人数制で生徒一人一人に目が行き届く

日本の学校に比べて1クラスの生徒数が少ないインターナショナルスクール。

日本の保育園では4、5歳児30人に対して先生は1人、幼稚園と小学校1年生は生徒35人に対して先生は1人となっています。

それに対し、インターナショナルスクールは1クラス10〜20人のことが多く、これより少ないことも珍しくありません。

さらに外国人の先生だけでなく日本人保育士と2人体制でクラスを担当することが多いため、子ども一人一人に目が行き届く環境になっていて安心です。

また、保護者も英語を勉強して少しでも英語が理解できるようになることで外国人の先生ともやりとりができ子どもの様子を密に共有することが出来ますよ。

4.海外進学の道が開ける

英語を話せるだけでなく多様な文化を理解し、異なる視点から問題を考える能力を持ったインターナショナルスクールを卒業した子どもたちにとって海外の高校や大学への進学の際にアドバンテージとなります。

実際に海外の学校へ進学する人が多く、インターナショナルスクールで得られた経験は海外生活において役に立つでしょう。

インターナショナルスクールのデメリット

  1. 日本語も英語も中途半端になってしまう
  2. 学費が高い
  3. 地元に友達ができない
  4. 将来希望の学校に進学できないことがある

1.日本語も英語も中途半端になってしまう

インターナショナルスクールでは英語、帰宅後は日本語で過ごす生活を送っていると、どちらの言語も完全に習得することが難しい場合があります

家庭でも英語を使いたがり日本が上手く話せないまま成長すると、日本人でありながら周りとコミュニュケーションが上手く取れず日本が住みにくいと感じてしまう人もいます。

自分の気持ちを言語化することができないことってストレスですよね。

家庭で英語か日本語が母国語レベルで話せるようにバランスをとってあげる工夫が必要です。

2.学費が高い

インターナショナルスクールにかかる学費は高額で経済的負担が大きくなります

また入学後もお金持ちの家庭が多く、交際費が負担になってしまうこともありますので、家は家!という考え方でいることも大事かもしれません。

3.地元に友達ができない

インターナショナルスクールに通うお子さんは近所の子ばかりではありません。

電車通学をしたり、保護者が送迎をしたり少し離れたところに住んでいる子もいます。

地元の幼稚園や小学校に通うと自然にできる近所の友達ができず、地域のお祭りなどの行事では寂しい思いをするかもしれません。

また、大きくなってから知り合いがいないために成人式に参加しない決断をする子も多いようです。

4.将来希望の学校に進学出来ないことがある

高校受験や大学受験をする時になり、卒業したインターナショナルスクールによっては希望する学校受験資格がないということがあります。

在籍を考えているインターナショナルスクールが日本の公立の学校と同じ「一条校」に分類されているかどうかによって進路に大きな影響があります。

インターナショナルスクールの多くは一条校に分類されていませんので、詳しく調べる必要があります。

おわりに

ここまでインターナショナルスクールに通うメリットとデメリットを紹介しました。

私自身、インターナショナルスクールで働いていた側として子どもたちの姿を見ていると、英語はもちろんですが日本の学校とは違ったカリキュラムで刺激的に過ごし、自分で考え行動する主体性が強い子に成長できる素晴らしい環境だなと感じています。

一方で子どもの将来のことを考えた時に正しい選択だったのか後悔しないためにも、デメリットを知った上で決断をして欲しいと思っています。

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